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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

秋田県能代市で作庭を行う福岡造園のブログです。 日々の仕事や活動等の最新情報を載せていきます。

道色の馴染み

年の瀬も押し迫ってきました。今年の現場業務は終了させていただき、暮れのご挨拶に回っています。作庭5年目のお宅に伺うと、アプローチの雪が解けていました。道の左側には屋根の雪が落ち、右側は雪寄せ場になりますが、除雪の形跡も無く、自然に融けたような風情です。レンガや石も庭に馴染んできました。この時期は芝や枯れ葉と同系色になり、とても落ち着いた色合い。作庭直後の様子。明るくカラフルな風情ですが、まだ作り立...

ご神木の剪定

子供の頃は、近所に大きな木がたくさんあったと記憶しています。山間の集落なので庭という感じではなく、家々の風除けであったり暮らしに活かすために植えられたものでしょう。そうした名残りの木が生家の周りにもあって、夏は大きなケヤキの木蔭が家を包んでいました。人は樹木から守ってもらうために木を植えます。それでも、時代とともにいろんな問題が出てくるもので、今春、電力会社から、高圧線に障る枝を剪定させてほしいと...

雪解けの道

作庭4年目の庭を訪問。積雪が続いた後の暖気、落雪が山なりになっている姿を想像して行くと、雪原から伝いが顔を出していた。雪は落ちずに屋根の上で解け、雨垂れとなって庭の雪を解かしたのだろうか。雪解けの石の質感がなんとも美しい。水打ちをして乾く途中の石の表情が好きなんだけれど、雪解けの石はそれ以上。雪国の庭の特権だ。...

雪透かしのメカニズム

雪載りを抑えるために透かしていたヒマラヤスギが、風の力を借りて雪を振るい落としています。正確には、着雪した枝が重みで下がったところに風が吹いて、雪が振るい落とされている状態です。ヒマラヤスギの向こうには杉木立がありますが、雪はわずかしか載っていません。これは、人の手が入っていない自然形の樹木には雪を受け流せる機能が備わっているということですが、そうした木を人間が整形に仕立てる過程で雪を受け流す力が...

帰り際の夕景。綿帽子をかぶった庭石が羊のよう。夏は鳥のようでもある。季節で変わる石の風情も楽しい。...

冬養生いろいろ

寒波襲来で連日の雪。先月完成した庭のベンチも、すっぽりと雪に覆われています。積雪はすでに30㎝を越えているでしょう。雪囲いも終盤に入りましたが、雪をかき分けながらの作業になっています。これはもう、根雪になるかもしれませんね。ベンチ周りにあるツツジの囲い。寒潮風の吹かない内陸部ではこれで十分なんですが、ここは落雪で雪だまりとなる所。この上からさらにヨシズを掛けて雪から守ります。ひと月もすれば、この囲い...

市議会の出来事

市議会の一般質問を報じる地元紙の記事。議員が新型コロナの感染拡大に関することを「イベント」と言ったことに対して、市長が不適切な表現だと撤回を求め、議員はやむなくそれに応じた。その一連のやり取りが議事録から削除されたとのこと。「イベント(event)を辞書引きすると「 出来事。催し物。行事。」と出てくる。議員は『出来事』の意味で話し、市長は『催し物』と受け取ったが、自分もこの言葉に「出来事」という意味があ...

サツキの雪囲い~15年目の改良~

10㎡程のサツキの雪囲い(写真は2013年)。冬期はアプローチの雪寄せ場になるのでヨシズなどでは弱く、毎年、板で頑丈に棚を作っていました。杭の上にタルキの胴縁を打ち、板を並べて釘で固定、さらに縄で押し縁を掛けるという竹垣のような作業。板は縄だけでも固定でき、解体も切るだけなので作業が早い反面、縄固定だけだと結束に時間が掛かる。その時間を短縮するために釘は板の両端と真ん中だけに打ち、縄も5枚間隔程度で結ぶ...

師走

60本弱の松の手入れがようやく完成。なんとか工期に間に合い、検査も無事通りました。報告書も提出して、これですべてが完了です。報告書を出した足で、松の雪吊りへ。師走に入り、植木屋も走ります。...

いおんな1日

出掛けの二重虹。珍しさから吉兆の印と言われるそうですが、12月に虹を見たのももしかしたら初めて。今日はいいことがありそうだと期待が高まります。1時間後、その期待は気体となって消え。高速道路を走行中に異音がし出し、パーキングに入って点検すると前輪がパンク。保険会社に連絡をしてレッカーを呼んでもらい、最寄りの車屋さんに搬送、そのあとをタクシーで追い掛けました。あいにくの日曜日、整備工場は休みですが、カー...

晩秋の茂谷山

今年は七座の雲海も見れずじまい。こればかりは、天気と雲と自分の時間が合わなければどうにもなりません。そんな中、自宅周辺の山に掛かる雲を見て、茂谷山に掛かる朝靄を見てみたいと思い立ち、出掛けてみました。林道を上り下り、10分程度で行けますが、1人だと少し心細いような所。熊と遭遇する危険もあるので、けっこう覚悟も要ります。ということで、到着。山頂部に流れる雲を見ることができました。これが、もっと下に降...

いろいろ整備

タイヤを取り換えると雪が降りそうで、今年は例年より10日遅れで交換。するとやはり、雪が降りました。ただ、交換したのはいいものの、なんだか走行のバランスが悪い。新品に交換するとこんなことがあるようですが、新品だった昨年はそんなこともなく。念のために整備工場で見てもらうと、なんと、原因はアームの傷みでした。これが折れたら大変。先日、別の車の車検を終えたばかりですが、発見が早くて良かったと思うことにして...

旧富根保育園の桜~スノーポール設置

今朝は一面の雪景色でした。いよいよ冬の到来という感じですが、今日は旧富根保育園の桜にスノーポールを立ててきました。この桜の周りには、6月に通気管を埋設、積雪で路面の境がわからなくなる冬期に車の乗り入れを防ぐため、目印のポールを差し込めるようにしていました。それがいよいよ出番を迎えたわけです。スノーポールは案外高価なので、廃材を利用。この間、仕事で解体回収した支柱の竹に紅白のビニールテープを巻きまし...

折り返し

ようやく折り返し。昨年より4日遅れですが、何とかここまで来れました。剪定も遅れていますが、今年は雪も遅くて助かっています。タイヤ交換はすませましたが、天気の交換はまだ待ってほしい。併せて、例年はすでに始めている雪囲いも、今少しお待ちください。終い際の空。できればこの天気、あと1か月続いてくれないかな。...

景観考

「景観は、( )見る人によって印象が変わる主観的なものだ」洋上風力発電の会議を報じる地元紙で目にした、ある首長の言葉。( )には「風車を見る角度や距離、見る人によって印象が変わる」と入るが、計画が実行されると巨大な風車が海上に立ち並ぶことになり、地域住民から景観的な影響を危惧する声があることに対してのコメントのようだ。首長は、景観は主観的なものであるからこそ、有識者の集まるこの会議での協議が重要に...

現場復帰

世の中は三連休ですが、はからずも、一足先に連休をいただいてしまいました。遅れを取り戻すべく、昨日から現場復帰をしています。病院や施設等、世間様がお休みの日に仕事をした方がご迷惑にならない場合もあって、昨日今日と、駐車場周りの手入れをしています。平日に駐車場周辺をやると、7、8台分のスペースを止めなければなりません。それでは申し訳ないので、先に駐車場側だけを仕上げていっています。予報通り、雨がポツポツ...

お節介にも花が咲く

今朝は子どもを送って学校へ。何ごともない校庭の景色ですが、先月まで桜の木に付いていた支柱が無くなっています。  実は、学校には今春、桜の木にテングス病が付いていることをお知らせし、剪定での除去を勧めていたところ、あまり良い切り方ではなくて、先月に正しい剪定の方法をお話しし、併せて、支柱によって幹や枝が傷んでいることをお伝えしていました。その際、事務長さんが校務員さんを呼んでくれたので、急遽、校庭で...

療養中

眼科で感染症と診断されて、悪化が怖いので大事を取って療養中。この時期、「感染」という言葉を聞くとドキッとしますが、目にゴミやホコリが入ったり、汚れた手で目を触ったりするのも発症原因の一つ。言われてみれば、身に覚えがありすぎます。外仕事をしているとコロナにはなりにくいですが、手袋をしたままで額の汗をぬぐったり、虫などの痒みで顔をかいたりということは日常茶飯事。感染症と言われたのは初めてですが、今まで...

必要な休み

年末という、延期の効かない締切は否応なくやってくる。剪定も残っているし雪囲いも始まる。現場が立て込んで疲れがたまるこの時期、そういえば、昨年の今頃は松葉杖を突いていたなあと、今年はそんなことがないようにと気を引き締めています。ただ、この時期は荒天が多く、冷雨が堪えます。晴れの日に少しでも仕事を進めていかなければと思いつつ、昨日は家族の定期検診で秋田まで。絶好の仕事日和ですが、なんともったいない天気...

樹木は現場にいる

先週から施設の剪定に入っている。きちんとした仕様書があり、注意事項の中には、はじめに見本剪定を行なって、その剪定が仕様に沿っているかを担当職員がチェック、適正と認められてから本剪定に入ることが記されている。業者にとっては事前検査になるが、業者が仕様書の内容をしっかりと理解し、それを体現出来るかどうかがこれによってわかり、こうしたチェック体制が整っていると、ぶつ切りなどの間違いが起こりにくい。また、...

お月さんと花橙窓のある庭(北秋田市 宝勝寺さんの庭)

このほど完成したお寺の庭です。建物のセットバックで生まれた空間ですが、冬は雪だまりになる場所であることや、床の高い建物窓からは見下ろす形になるため、雪害を受けにくく、かつ、デザインで楽しめるように考えました。それが『お月さん』なのですが、二つの三日月が向かい合う中に小さな満月があり、その外には半月を配しています。三日月はベンチで満月はテーブル、そして半月は花壇となっていて、雨が降れば三日月の間は丸...

落ち葉掃除のサービス(地元紙記事)

11月4日のブログで、能代市と秋田県が行う落ち葉掃除のサービスを紹介しましたが、昨日の北羽新報で、この市・県の取り組みを同時に伝えてくれていました。市内には市管理の街路樹と県管理の街路樹があり、管理は別々ですが、沿道に住む人はどちらも能代市民。であれば、同時に市と県の情報を知ることができればとても便利です。伝える機会や方法は多ければ多いほど良い。今回は、10月25日の市広報を県に伝えたところ、県が賛同し...

作庭進行中

藁にまみれてよ、育てた栗毛♪という歌がありますが、こちらは連日、栗毛色の泥にまみれております。でも、時々こうなるとどうしようもなく。たまらず軒下に逃げ込みますが、ここでも仕事ができるので有り難い。終い際になると、施主さんが灯りを付けてくださいます。おかげで、キリの良い所まで進めることができました。...

行政が行う落ち葉掃除のサービス(能代市&秋田県)

10月25日発行の能代市広報。今年の官庁街落ち葉掃除はコロナの影響で中止となりましたが、掃除週間の案内には『木々の恩恵に感謝して』の言葉が添えられています。能代市が初めて落ち葉掃除にこの言葉を使ったのは2011年からですが、その後、何度か広報への掲載が忘れられた年があり、ここ数年は秋口になると、この事業の担当課や広報の課に掲載の確認をしたりしていました。でも今年はそうした念押しをしていないので、市...

苔の三日月

今朝は予報通りの雨。現場に行くと、昨日サボった石積みの泥の落としを、雨が洗ってくれていました。昨日は暗幕でよくわからなかった全景ですが、いよいよベールを脱ぎました。なんだこれはと思われるかもしれませんが、福岡造園得意?の、山型のベンチです。   これまでいろんなタイプの「山」をつくりましたが、今回は、背面が石積みで内側が苔という組み合わせです。ベンチの素材は、改築前の古い建物の基礎石、躯体は掘削残...